On bullshit

読書感想文、社会評論、その他を自分勝手に。

思ったこと 感じたことを そのままに

琵琶湖を自転車で走って思ったこと

自転車乗りに見てほしい記事です。

 

本記事目次

悪いマナー3パターン

良いマナー3パターン

最後に

 

 

 長期休暇のおかげでさまざまな自転車を見かけました。サンドクルーザーで湖岸を走っている人なんて初めて見た(笑)

 そしてさまざまなマナーが悪い人たちも見かけました。滋賀県民としてちょっと物言いしてみます。
 
 

悪いマナー3パターン

 常日頃、マナーが悪い人は3パターンあると思っています。
  1. 親子連れ
  2. 二人以上の組
  3. 独り身
それぞれ、見たことを語ってみます。

①親子連れ

 子どもにもMTBやロードバイクを買い、一緒にツーリング、見ていて微笑ましい。しかし道を蛇行するなら話は別です。自転車乗りならキープレフトでトレインは当然のマナーです。キープレフトとはできるだけ左側通行することであり、トレインとは電車のように一列になって走ることです。
 子どもは蛇行する。親は注意する。よくある光景であり、言うことを聞かずに蛇行を続けるのもよくあることです。その場合、「一旦、止まろうか?」と促して、後ろにいる自転車を流すのが一番安全だ。そのために親は前後に気を配る必要がある。でもしない人が圧倒的です。
 親は20km~40kmくらいの範囲で60kg~70kgくらいの体を乗せて走っている物体が、後ろから迫ってくるのを気にしないのでしょうか?安物のヘルメットであなたの子どもは助かるのか?時には怒鳴るくらいの強制が必要です。
 
 私は今日、2組の親子に遭遇しました。初めの親子は、親と子ども2人、計3人でした。親は初めは注意したが、私が速度を緩めたかと思うと、注意をやめてしまい、子どもの蛇行も野放しにしました。
 その次に遭遇した親子は、夫妻と子ども1人、計3人でした。親は子どもに止まるように言い、子どもは言うとおりにしていました。よい教育が施されていると感心します。なかなかできないことです。仲睦まじいキープレフト&トレインでした。
 
 

②2人以上の組

 こういうタイプはキープレフトはできています。しかしトレインなんて知らないかのようです。出会ったこのタイプでは男女のカップルが気になりました。女がキープレフトの状態で、男が2列の状態を作っています。そこまでして話をしたいか?と思います。彼女だってマナーを守る彼氏のほうがいいはずです。ラブラブなトレインを見せつけてほしい。
 
 また2人以上の男だらけの場合も2~3列になっている場合があります。しかし2列は崩しません。アマチュアでトレインを継続している人を見るのは本当に、本当に稀です。
 また休憩した後、道に出てくるときに左右確認をしない人が多い。大事な自転車をぶつけられるかもしれないという、買った当初の気持ちはどこへやら。フルブレーキングするこっちの身にもなってほしい。
 
 

③独り身

 身軽だからこそなのか、いろいろやらかすのが独り身です。ゴミのポイ捨て、左右確認無し、蛇行などです。せっかくいい自転車に乗っているのに、のろのろと走っている人はいろいろ心配です。フロントの泥除けが丸ごと捨ててあったこともあります。持って帰れ!
 サイクルシーズンになると本当にゴミが多くなります。自転車乗りが捨てたとしか思えないゴミが多くなるんです。それでも湖岸沿いがゴミだらけにならないのはどうしてなのか?誰でもわかることです。誰かが尻拭いをしている。
 
 

良いマナー3パターン

じゃぁ、逆にマナーがいい人は?と聞かれると、以下の3つがそうだと思います。 
  1. 一人旅の人
  2. 独り身でもガチなフル装備をしている人
  3. 実業団やサイクルショップのチームなど、いわゆるプロの人
大変参考になるので、後をつけるのもアリかと。順に語ります。
 
 

①一人旅の人

 大量の荷物を載せている人は日本一周をしている人などです。そういう人は自分の不注意で、自転車のトラブルに見舞われるのを極端に嫌います。スポーク一本折れれば死活問題。スポークとはタイヤに放射状に伸びている細い棒のことで、これによって重量の分散が行われ、走り心地などが変わります。スポークが折れれば、重量の分散バランスが崩れ、ほかのスポークなどにも影響が出ます。だから自分の不注意で飛び出すことなどしません。
 また、自転車で旅をしている人は、何かしら人の親切に触れている人が多いので、マナーを守る気概があるのかもしれませんね。
 
 

②独り身でもガチなフル装備をしている人

 同じようなサイクルジャージをしている人でも、なぜだろう?プロかアマかわかるときがあります。姿勢が綺麗、ペダリングが綺麗、一人でもちゃんと手信号をしているなど、きっちりしています。そういう人のおかげで、私も事故を防げたことがあります。そういう人が自転車の神様です。
 このような人はおそらく、レースなどのイベントを控えているのでは?と思っています。そういう人が自らの自転車を危険にさらすような原因を放っておくでしょうか?必ず見つけ出して、注意を払うはずです。
 
 

③実業団やサイクルショップのチームなど、いわゆるプロの人

 まず実業団ですが、キープレフト&トレインが芸術のように綺麗です。手信号もしっかりと最後尾まで確実に伝達されます。信号などで止まった時には口頭で休憩ポイントなどの指示もされているようです。マナーに関しても一級品のプロです。見ればわかる。見ればわかるなんてかっこいいじゃないですか。
 一方のサイクルショップのチームに関しては、勉強になることがあります。あるサイクルショップでは、子どもたちを連れて、何泊かしながら琵琶湖を一周させるというイベントをしているところもあります。だから子どもへの指示の出し方などが勉強になると思います。親子で参加もできますよ。
 そういうイベントの集団は、キープレフトができているし、グチャグチャながらもトレインが形成されています(子どもだしある程度は仕方ない)
少なくとも抜く隙間がないということはないと思います。
 
 

最後に

 私はかつて、カーブで転倒し、すぐ後ろには10tダンプが!!というシーンを目撃したことがあります。当然運転手さんはブチ切れで、ロードバイク乗りさんは茫然自失の状態でした。あれは確実に轢かれたと思いました。ダンプのフルブレーキングってすごい。
 たださえ日本の道路状況は危ないのに、その上マナーが悪いのでは、文句を言う権利はない。トラックの人に幅寄せされるような境遇も仕方ない。どうあろうと、自転車は邪魔なのです。だからこそマナーを徹底して、安全を自ら確保することが重要なのではないか?そうすることで日本の道路状況においても権利主張ができるのではないか?と思います。
 
 注意をしていても、不注意はある。
しかし、注意をしていたからこそ、不注意を学習できる。
不注意ばかりでは何も学べない。
 
 以上、自転車の六角ボルトの締め付け確認だけでなく、理性と感情の締め付け確認をしてほしいという話でした。みなさんよい休暇を!

 

ぐるっとびわ湖 自転車の旅―びわ湖一周サイクリング公式ガイド

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