On bullshit

読書感想文、社会評論、その他を自分勝手に。

思ったこと 感じたことを そのままに

宗教勧誘のチラシが入ってたけど真面目そうなところだった。

 

onbullshit.hatenablog.com

 

 以前にも宗教勧誘が来ていました。まぁ時々ですけど。

でも今回は新顔でした。

 

マトモな紙2枚

 

 チラシには宗教名の記載はなし。内部誌(?)の説教(?)が記載された紙が2枚、ポストに入っていました。

 こういうとき大抵、聖書の引用があるものです。しかし両面刷りの紙2枚の文章は人生、心眼、心、尊い、などの字が並ぶ。

読み物としていいものでした。寺の前にこれが貼られていても違和感がありません。いいものです。「今、幸せですか?」とか聞いてくる宗教勧誘はクソです。腹立たしい。

 

マトモな宗教だった

 

 ところで勧誘にしては宗教名さえ記載しないとは一体何なのか。

調べることにした。

 おそらくこれだろうというものがヒットした。名前は伏せるが起源は中世ヨーロッパ、日本に協会が設立されたのは近代の協会でした。規模は世界で合計数千万人単位。新興宗教じゃなくてよかった。

 

マトモでよかった。ホントに。

 

 いやぁこれあれですね。完全に宗教の勧誘名簿に載ってますね、うちの住所(笑)

名簿屋から買うのでしょうか?情報共有しているのでしょうか?それとも偶然か。

 

 何回か相対してしまいましたからね。2~3年は何かしらの形で続くでしょう。紙が投函されるだけなら全然かまいません。

ただ個人的に見た瞬間「あ、ヤバい」と思うような微笑みや服装は本当にやめてください。こわい。そこで思うのは宗教って何だろうということ。

 

宗教の価値

 

 宗教的な幸福と、世間一般の幸福は違うような気がします。宗教を少し道具主義的に捉えると、前者は幸福と感じることに意義があるような気がして、後者は幸福と感じてから何をするかに意義があるような気がします。

幸福になるにはどうすればいいのか。あるいはそれを考えるとき、宗教は使えると思います。

私はまだいいです。でも聖書を学ぶという点では興味があります。だからチラシはが入るとちょっとうれしいのは内緒。

正倉院展、行ってきた。2017/10/28

www.narahaku.go.jp

 

 この日は親と登山(霊仙山)する予定だったのに、台風22号のせいで予定日に悪天候直撃という事態になりました。

親はまたしても山頂でコーヒーを飲むという希望を崩されたことになります。

残念。

山、行ってきた。霊仙山(2017/10/10)トレラン - これより自然界に入る!

 

 ということで予定を前倒しして正倉院展を開催初日に行ってきました。

「初日は混むだろうな……」と思っていましたが、台風の影響で少なかったかな?と感じました。

とはいえ市営駐車場は満車で、個人運営の駐車場も結構混んでました。

朝っぱらだったので1200円を前払いしました。

ちなみに14時頃には900円に値下げされていました。

 

f:id:onbullshit:20171029150826j:plain

 見慣れた奈良国立博物館エントランス。

待っているのは団体客です。

団体客は入場制限があるようです。

個人客は当日チケットも待つことなく買えましたし、入場規制もなく入れました。

とはいえ始終、肩がぶつかり合うくらいには混んでいました。

 

 新聞でも紹介されていたので、特に緑瑠璃十二曲長坏(みどりるりのじゅうにきょくちょうはい)の周りには二重・三重に人だかりが。

根気よく待たないと近くでは見られないでしょう。

 羊木臈纈屛風(ひつじきろうけちのびょうぶ)は数種展示されていて非常に見ごたえがあります。

個人的に注目したのは、シカやタカの足元に必ず植物が描かれていたことです。

動物と植物を別個に描くのではなく、一致しているもの、溶け合うものだという見方が伝わりました。

最後の物販ではこれのしおりが売られています。

非常にお洒落です。

 

 今回の展示物は大きな品は少ない印象でした。

毎回出されるものは決まっています。

お面や巻物、小さい刀、といったものは毎年来られている方にはお馴染みのものがあります。

もちろん初出陳の品は非常に多くあります。

が、私のように学がない者は「去年も似たようなの見たな」と吐露してしまうかもしれません。

しかし貝殻を伸ばして切り貼りする螺鈿細工などの細やかな作業は、相変わらず美しく、創作意欲を湧かせてくれます。

 違う種類の木を組み合わせて小さな台を作り上げる。

管理されてきたとはいえ、それが一枚の窓越しにしっかりと四つ足で立っている。

しかも貴族がかつて遊んだ雅な雰囲気を残しながら。

 今はどこもかしこもITですが、時間的・空間的・思想的なものが残り続けるのはやはりこのスタイルなのだろう。

そう思わせてくれます。

 

シカは相変わらずでした。

エサを持つ人に寄って行き、子どもは泣き叫ぶ。

服は引っ張られる。

10月はシカの角切ですが、もう切り終えている模様。

f:id:onbullshit:20171029153511j:plain

 

 県庁近くの商店街で昼食を食べて帰りました。

おすすめは『とんかつ がんこ』

とんかつ屋です。

おいしいですよ。

ご飯とみそ汁はお替り自由なので、必ず腹いっぱいになって出られます。

その分一人当たり2000円分は予算として持っておいてください。

とんかつ・奈良店 | 店舗を探す | がんこフードサービス株式会社

ブラック部活が生まれる要因の一つに「感動」がある。

 
 柔道は楽しい。「柔よく剛を制す」もある程度は可能で、自分より大きい相手を投げ飛ばしたときの爽快感は格別です。誰もが強くなりたいと思っている。そのほうが楽しいから。仮に強くなれなくても楽しみたいと思っている。でも楽しめない環境になっていく時期がある。真剣になる時期がある。
 一つは試合前。県大会とかの全国への切符が間近のときはみんなピリピリする。練習がなかなかケンカ腰になる。そしてもう一つが今回のメイン。「感動」を目にしたとき、だ。
 
 かつて、県大会でこんな一幕があった。とある選手が片足の膝のじん帯を試合中に痛めてしまった。うめき声をあげる選手。おそらく断裂した。先生方が「もうダメだ。棄権するしかない」と選手のそばで言った。選手は「絶対にイヤです!」と猛抗議した。しばらく先生と選手で押し問答があった後、試合は再開された。立っているのがやっとで、片足を引きずりながら迫る選手に、相手は戸惑っていた。
 相手は遠慮しがちに足をかけた。じん帯断裂が起こっているであろう足に小内刈りをしかけたのだ。もう一方の足は相手の全体重が乗っているから、仕方のないことだった。
 軽く仕掛ける。それでも簡単に畳に沈んでいった。抑え込みが始まる。静かだった。力を感じない、優しい抑え込みに見えた。
 ブザーが鳴った。試合終了だ。場内は拍手が沸いた。膝を痛めた選手は言った。
「ケガには負けてない。試合に負けたんや」
 
 ここまでは「感動」である。それは選手の意地と、それを受け入れた相手選手の心意気だった。私は泣いたし、多くの人が泣いていた。
 ではその後どうなるか。言わずもがな「多少のケガで弱音を吐くことが許されなくなる」
そして「あの感動をもう一度味わいたい」と思うし、それを「他の人にも託すようになる」
 
 かつてワタミの元社長が「感動を食べれば生きていけるんです」とか言っていたが、私は7割反対だった。3割は同意だった。
 感動がなかったら人は生きていけないと思う。私はコケ植物やその他の動植物を観察するのが好きだ。小さな中に精密な機構があることに感動する。あるいは『ゴリオ爺さん』を読んで涙する。そういう経験がない人を見たことがない。動物関連でお涙頂戴番組があるのはそのためだ。

 

ゴリオ爺さん (新潮文庫)

ゴリオ爺さん (新潮文庫)

 

 

 感動というのはなかなかない。だからいつの間にか、なりふり構わず手段を尽くすようになる。ケガならまだいい。死者が出たときでも、それが「感動」に変わってしまったら末期だ。
 特別な世界と日常の境が曖昧になり、特別な世界を日常だと錯覚したときブラック部活・ブラック企業が起こり得るのではないだろうか。その出発点の一つに、人間の純粋な心の機能である「感動」が数えられることを示しておきたかった。
 
 これから夏だ。熱中症になるには十分な気温になっている。野外スポーツは直射日光が、柔道などの屋内スポーツは熱気がこもる。汗で畳に水たまりができるほどだ。なんのために自分はスポーツをしているのか?それを問い続ければ、悲しい出来事にはならないはずだ。

 

ブラック部活動 子どもと先生の苦しみに向き合う

ブラック部活動 子どもと先生の苦しみに向き合う

 

 

小学校のマラソン大会は禁止かルール変更したほうが良い

学生に強制するスポーツは良い影響がほとんどなく、大人のエゴ。病弱だった自身の体験をもとに語ります。

柔道の新ルールについて:「有効!」と「技あり!合わせて一本!それまで!」が廃止!?(訂正あり)

柔道の新ルールでどう変わるか。経験者からみた感想を書きます。

2017/11/08追記

 「技あり合わせて一本」は復活することが決定したらしいです。日本では来年の春の全日本選抜体重別選手権から新ルールが適用されます。

 他にも指導等の変更はあるものの、「技を積極的にかけさせる」というスタンスは崩れていません。

 なお、日本側から要望があった「有効」の復活は見送られました。

 

詳しくは日本柔道連盟HPにある資料を参照してください。

http://www.judo.or.jp/p/40127

↑このページにある、

http://www.judo.or.jp/wp-content/uploads/2017/03/ce52948bab3c7eecd73931288d15662d-1.pdf

↑この資料です。

 

本記事目次

試合時間の短縮ーより戦略的スポーツに
「有効」と「技あり合わせて一本」の廃止ー量より質
抑え込み時間の短縮ー影響はあまりない
指導回数の上限の減少ー影響はあまりない
総合評価ー賛成。柔道がより迫力あるド派手スポーツになる可能性がある

 

続きを読む