博物館明治村。行ってきた感想①
今回は
帝国ホテル中央玄関
「かっこいい建築が見られる!」
そう思って家族に提案して行ってきました。
しかしそれ以上に感じたのは、建築の中に充満した人と歴史でした。
※画像をアップしますが、暗がりでも細部を写すために編集した画像が多数あります(色も際立たせています)よって実際の見た目とはかなり違います。それでも画像のような雰囲気を感じたことは確かですので、味わっていただきたいと思います。
ではでは
SLに乗らなければ、帝国ホテル中央玄関と昼食
石炭を使用する本格的SL。徒歩と同じくらいのスピード。 片道大人500円、子ども300円。
2016年/5月3日/11時過ぎ頃に到着。
駐車場はすでに端の端まで満車寸前でした。
とはいえ入場受付から200mも離れてはいません。
入場してすぐにSLに乗れますので、
- SLに乗車して一番遠くで降車、そこから戻る形で回る
- 行けるところまで行って、村内交通機関の最終便に乗れるようにする
という二択がありました。
私たちは②を選択しました。
なぜなら、臨時のバス便が閉園時間20分前まであったから。
そしてSL乗車場から少し下りればフランク・ロイド・ライト設計の帝国ホテル中央玄関を見学できます。
そこから目と鼻の先に芝生も見えました。↓
帝国ホテル中央玄関近くの芝生。奥の橋は隅田川新大橋、その奥の建物は川崎銀行本店
昼食を取ってしまおうというわけです。
多くの方が弁当を持参しておられたので、何か持参してもいいと思います。
当然近くに出店もありました(ここにはたこ焼き屋や焼きそば屋があったと思います)
では食べる前に、帝国ホテル中央玄関に入ります!
帝国ホテル中央玄関
正面!
( ゚д゚)「かっこいい……」
フランク・ロイド・ライトらしい低くて水平線を感じる佇まい。
屋根裏や地下室を排除し、かつ部屋と部屋とを空間を駆使してつなぐことで開放的な室内になっています。
天井が低くても圧迫感がありません。
そのようなプレイリースタイル(草原様式)を感じることができました。
内部!
うわぁ……
遺跡?
このテラコッタの一つ一つが手作り
ビリヤード台かな?↓
そんなのじゃなかった(笑)
ここで調印がされたのか……
最後のページの中央左上がウィッテ、中央左下がローゼン、中央右上が小村寿太郎、中央右下が高平小五郎のサイン
高級な中にも心地よさがあるような……
そういえばここ元ホテルでしたね(汗)
フランクの書斎に似ているような気がします
帝国ホテル建築が行われたのは1913~1922年。
このときのフランクは経済的に難儀していた時期でした。
不倫が明らかになり仕事が激減したからです。
しかも帝国ホテルの設計においては予算と工期で経営陣と対立し、ついに完成を見ないまま帰国してしまいました。
しかしながらこの来日経験が後の建築作品に影響を与えていることが指摘されています。
昼食を取り終えると、そこからは別行動にしました。
私は案内板や解説も読みたいので……。
この時で11時50分くらいです。
内心焦っていました。
68もある建築全てを回れるか?と。
全体マップ。すべてを徒歩で回ると相当歩きます。
結論として、一応回れました。
理由は
- 舗装された道が張り巡らされており、アクセスがしやすかった。
- 建物のすべてが公開されているわけではない。施錠されていたり、立ち入り禁止のエリアも多い。小泉八雲避暑の家のように売店になっていて見学どころじゃない場合もある。茶室亦楽庵(えきらくあん)に至っては完全に立ち入り禁止だった。明治村HPの「グルメ」や「おみやげ」も参照すると、どこが売店のようになっているかわかります。
- 修理工事がされている建物が2棟あった。このときは長崎居留地二十五番館とブラジル移民住宅でした。気になるなら問い合わせる必要があります。
- 建物ガイドが実施されているときでないと入れない建物・エリアもあった。上の画像の下にある「建物ガイド」は要注意です。
次回からもバンバンに画像をアップします。
ではまた。