映画、観た。『劇場版名探偵コナン 紺青の拳』けれども、毎年劇場版名探偵コナンを観るのはやめようと思う
理由を並べます。大したネタバレはありません。
-
事件がおざなり
①事件
②謎解き
③アクション
④恋愛または絆
これらがよいバランスを保つのが劇場版名探偵コナンの評価軸としてあるはず。
でも昨今のコナンでは恋愛しすぎ、アクションしすぎで事件と謎解きは「ついで感」が強い。
ちゃんと事件に巻き込まれての謎解き・アクション・恋愛をしてほしい。
『紺青の拳』もなかなか酷かった。
-
蘭と園子が二次元ライクなデザインに
最近のコナンの映画では蘭や園子が性的なデザインに寄ったと思う。
『紺青の拳』では京極真に園子がやたら体をくねらせて媚びるシーンがある。
女性監督だからこそ決断したと思うが、そこまでこの二人は性に頼るキャラクターではないというのが私の感想。
キャラより先に性を感じさせたら終わり。
-
教養がない
劇場版名探偵コナンでもう一つの売りが「知らない知識」
歴史、実在する人や物といったもの、それらが登場するのが激減した。
パンフレットに載せるだけでは不十分。
それは映画に反映されたものとは言えない。
パンフレットありきは許さない。
-
野蛮な番宣
なぜねじ込んだ?と疑う人を声優に起用するのはやめてほしい。
一気にシラケる。
主要な人物であり、かつ練習したんだなぁと感じられるものは本人にとって経験になるだろうし、いいと思っている。
でも話題生産だけのチョイ出しほど場をシラケさせるものはない。
端役を粗末に扱うのは信じられない。
劇場版名探偵コナンの主要評価軸がバランスよくなるのは黒の組織が絡むときだけ
黒の組織が絡むと、事件は専門性を帯び、FBIや公安警察が動き出すのでアクションは展開として避けられないし、蘭とコナンの恋愛またはそれ以上の絆が確認される。
しかし黒の組織が一切絡まないストーリーになると、その要素が一気に崩壊する。
多分黒の組織編は原作のメインストリームなので、原作との慎重な摺り合わせがあるものと推測できる。
それが必要ないものとなると、悪い言い方だけどタガが外れる。
外れすぎておかしくなる。
来年は……?
ということでGW恒例行事となっている劇場版名探偵コナンを毎年観ることはやめようと思っていました。
ですが、『劇場版名探偵コナン 紺青の拳』の最後の予告編ではまたあのクールな人が出ることを匂わせているので、2020年のコナンは観ます(笑)