映画、観た。『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]II.lost butterfly』(4DX版)
ネタバレ含む!!
3/29から通常版から4DXとなって公開された、
『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]II.lost butterfly』
を観てきました。
劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」 Ⅱ.lost butterfly
間桐桜が本格的に悪い人になってしまうのが今回の第二作目です。
私は『Fate』をテレビで放送された内容しか知らないため、今回のルートで桜ちゃんがどんなことを抱えているのか全く知りませんでした。
Amazonで第一作目を観て、続きが気になって観てしまいました。
「先輩。もし私が悪い人になったら、許せませんか?」
こんなこと第一作目で聞いてしまったら気になるじゃないですか。しかも私はそれがどんな意味を持つのか梅雨ほども知りません。
映画を見終わって、間桐桜にとって衛宮士郎がどんな存在か見せつけられました。
人間にとって、快楽とは全ての源泉です。嬉しいこと、楽しいことといった感情は快楽と結び付きます。それが間桐桜にとっては罪そのものでした。そんなことが10年続く……しかもワカメゴミクズクソ野郎にまで……。それでも自分を保つ役割を果たしていたのがあのワカメゴミクズクソ野郎。
そして衛宮士郎との関係が始まる。罪を罪として意識しないように、バレないように、テーマソングの言葉を借りれば、
「愛を請う仕草で、黙りこんで、慎ましいつもりでいた」
なのに、衛宮士郎はダメなものはダメだと引き戻してくれる。あのゴミクズクソ野郎は崩壊しない程度に自分を保つ役割でしたが、自分を正しい形で保ってくれる存在が現れたのです。自分の秘密をある意味無視して、日常の自分を認めてくれる存在。そりゃ依存しますよ。
なのに、こんなのってないよ。
雨のシーンで衛宮士郎が言った、
「オレは、桜だけの、正義の見方になる…!」
自分の身の上が全て知られてしまってからこんなことを言われるなんて、間桐桜は予想していなかったでしょうか?
このシーンで泣いてしまいました。桜ちゃん救われたっ……!と思って。
あと間桐桜と衛宮士郎が愛のある形で結ばれて良かった。本当に良かった。
でも頭の中ではもう嫌な予想が当たっているんだろうな…と気が気でなりませんでした。しかも大正解だし。
今回の映画のメインはもちろん間桐桜ですが、サーヴァントの戦闘シーンも感動しました。この映画のサーヴァントで一番カッコよかったのは文句なしでバーサーカーでしょう!!
イリヤの檄でアレを振りきってからの全力の反撃は誰もがバーサーカーを応援したでしょう。アレではなくね……。
あと、セイバーオルタ VS バーサーカーはかなり揺れます(笑)
ポップコーンやジュースを頬張れるのは映画前半までと思ってください。アサシン VS アーチャーもボチボチ揺れます。
あと衛宮士郎が吹っ飛ばされる度にお尻や足がモコモコされます。ある意味映画に集中できなかった。
そして間桐桜は衛宮士郎が知らない間に夜な夜な自分を保つために魔力供給を行っていました。
テレビのFateしか知らなかったので、ギルガメシュの「あ~んっ」のシーンは衝撃でした……。ギルガメシュが手も足もでないということと、間桐桜はもうギリギリだったということ……。
そして間桐桜は耐えきれなくなって暴走を始めてしまいました。
私は「桜ちゃん……(T-T)」と思っていました。
そしたらテーマ曲の第一声、
「憐れみをください…」
その時はっとしました。ああなった桜ちゃんを憐れんだ私には、桜ちゃんを救うことはできない……!
救うことができるのは、桜が悪いことをしたら叱ると言った衛宮士郎しかいないんだと!
次回予告では桜ちゃんにしっかり士郎は会っているようだし、ちゃんも叱ってくれてもいましたから、大丈夫だと思うんですが。
どうなんですか!?次回は2020年春公開予定!気になります!撚りは戻せないけれど、そこに別の糸を絡ませることはできる!
Fateって改めて名作なんだなと思いました。
後記
我慢できずにとりあえずネタバレサイトをざっと閲覧してしまいした。3ルート中のどれになるんだろう?それとも全く違うんでしょうか?とにかく桜ちゃんには幸せになってほしい。