映画、観てきた。『名探偵コナン ゼロの執行人』
観てきたよ。
総評として、去年より絶対面白いよ!
なのでネタバレすると「奥さんがかるたで負けたから」と言う理由よりも、2018年のコナンの犯人のほうが余程気高い理由だった。
今回は近年のコナン映画で見られるようになった「国家権力」が大きく絡みます。
そして同じく要素になっている「元太、歩美、光彦たちの危機に対する貢献度」
今回はその2つが絡むのでミスマッチを起こしている。
個人的にコナンの映画で好きな展開は、子どもでもわかるテーマなのに、展開するにつれて大人の闇が深くなっていって、子どもには着いていけなくなる。
でもコナンはそこに喰いついていく、という展開。
これに当てはまるもので好きなのは『名探偵コナン 世紀末の魔術師』だ。
インペリアル・イースターエッグというわかりやすいお宝、でもそこには歴史と大人の闇が隠されているという展開の仕方が好き。
元太、歩美、光彦たちがノイシュバンシュタイン城に似ている城に着いたら、ほとんど蚊帳の外という扱いも大変良い。
一方で『名探偵コナン ゼロの執行人』は大人でも理解が難しい要素があった。
それが「公安警察」だ。
『名探偵コナン 14番目の標的』では警察組織の都合の悪いことは忖度して隠す、というわかりやすいものだった。
しかし今回は公安警察の普段から馴染みのない集団だ。
徹底的に内偵し、情報収集して、それらを秘密にする公安はまさに安室さんのような人じゃないと務まらないということですね。
そしてそのためには公安外部の協力者も必要。
その「協力者」が今回のキーテーマ。
国のために危ないことをする協力者と公安、その仲間意識が今回の犯行動機だ。
ところで、こういう入り込んだ話を展開するのも理由があると思います。
映画中では少しだけ意味深めいたシーンがあります。
そして法を執行する組織を紹介していくような原作と映画。
これはやはり黒の組織は……ゴホンゴホン。