アトピー患者の運動は筋トレよりジョギングがいいかもしれない。
私は前、アトピーを治すには運動しかない!と言いました。
ですが最近軌道修正しています。それは、筋トレ→有酸素運動に比重をシフトしたことです。
全身の筋トレをすると、当然筋線維が膨らんで皮膚が張りますし、熱を持って乾燥すると最終的に痒くなっちゃいます。つまりマッチョマンの方向はアトピー患者にとっては至難の道。
「しばらく頑張れば(上のような症状は)減少するだろう」
そう思っていましたが年間を通してやってもあまり変わらずでした。
今は登山から流れてトレイルランニングをしています。そのトレーニングの一環としてランニングと回数が多めの自重筋トレをしています。そこで劇的な変化が起こりました。
冬になっても痒くない!
痒くなった経験がある部位は頭、耳、胸、乳首、腹、股間、太もも、膝裏、背中など。要はアトピー患者が経験する部位のほぼ全てを経験しています。冬になると特に背中が必ず痒くなって皮膚科に行っていました。
それが今のところ、全く問題がないのです。唯一ときどき痒くなるのは下腹部です。運動して少しこすれるので。でもワセリンを塗っておけば大丈夫です。
風呂上がりに痒くなることもない。深夜に無意識にかきむしっていることに気づいて起きることもないから、当然爪に凝固した血が詰まっていることもない。体を動かしたくないと思うこともない。肌を見て憂鬱になることもない。寝不足になることもない。
かいた跡は当分消えないでしょう。でも血、かさぶたがないだけで物凄い進歩なのです。
ランナーには当然のことですが、この時期でも走れば汗をかきます。Tシャツ一枚になって、体から湯気が出るのを眺めることができます。走ることはそれだけ運動量が大きいのです。
トレイルランニングではダンベルを使った筋トレも必要とされていますが、単純に健康のために走るのなら自重筋トレでいいです。
私は運動し続けるのが一番いいようです。私と同じように、大人になってからアトピーがぶり返した人、冷え症の人なら同じく効果的なのかもしれません。
私の場合は学生時代柔道をしていて、それがプツリと切れたことでぶり返したように思います。そう考えると私の場合は運動量が圧倒的に足りなかったから改善しなかったのだろうと考えています。
じゃぁ月間どれくらい走ってる?と聞かれると、2017年10月は113km走りました。自転車での走行距離が102kmだったので合計では215kmくらいです。私はアトピーを現在克服(?)してスポーツとしてトレーニングしていますのでこれくらいにはなります。
3km走れば十分に汗をかきます。汗をかくことを目的として週3回3km走ると考えると、一月で36km。3kmは超スロージョギングでも20~30分。多くの人が確保できる時間だと思います。
グーグルが医療面での検索に手を加えたことからもわかる通り、これは個人の感想であり、自己責任です。でもアトピーを改善するのに運動することは避けて通れない道だと思います。