アトピーと花粉症
本記事目次
アトピー×花粉症
保湿過失の罪
生活習慣の乱れ
顔の皮膚は薄い
鍋焼豆腐
市販薬もいいぞ
アトピー×花粉症
今年の花粉は去年の4倍〜7倍だそうで。
やめてください本当に。背中も肘の内側も脚も我慢しましょう。でも花粉による攻撃は本当にやめてください。というのも、アトピーと花粉は掛け算式に相乗効果を及ぼして、主に顔に大ダメージを与えるからです。
花粉症の症状といえば、鼻水・鼻づまり・目のかゆみ、大体この3つ。鼻水・鼻づまりは周囲の人も理解してくれます。「あーなるなる大変だなー」と。鼻が赤かったり、鼻声だったりして、頭がボーッとしたりしますよね。これはこれでツラい。唇も乾燥します。
じゃぁ目のかゆみは?これも赤くなっちゃいますよね。充血もしちゃう。が、アトピーにはその先があります。
保湿過失の罪
こすると全体的に赤くなるイメージだと思いますが、アトピーの場合はまるで毛細血管が丸裸になっているような感じになります(あくまで感じ)
で、そこから浸出液が出てくるようになります。浸出液とはケガをしたときに見かける黄色い液体。ジュクジュクのこと。黄色ブドウ球菌が含まれているので黄色い。ケガをきれいに治したいなら、黄色ブドウ球菌が空気に触れて固まる(かさぶたになる)のを防いだほうがいいです。
寄り道すると、アトピー治療でラップ法というのがあります。患部にワセリン等の保湿を施し、その上から包帯、ラップの順にぐるぐる巻きにします。そうやって皮膚を正常な状態に戻そうとするのです。お風呂上がりとかに行います。
ケガの場合も同じ。保湿して、絆創膏を貼ります。絆創膏はばい菌が入らないようにといった理由以外にもあるのです。
寄り道しました。いずれせよ、しっかりした処置をすれば黄色ブドウ球菌も役に立ちます。しなければ黄色ブドウ球菌はばい菌をむしろ増やしてしまうので注意です。
しかし、顔全体に包帯とラップを巻いて寝るのはなかなか難しい。やっぱりむき出しになってしまいます。加えてアトピーはケガをしているような患部でもかゆくなることがあります。
そうなったら地獄の始まり。
食中毒を起こす微生物 黄色ブドウ球菌|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局
生活習慣の乱れ
深夜かゆくなって目が覚めます。枕元に冷水を置いて中に入れておいたタオルをしぼって顔に当てます。これで幾分かマシ。軽いかゆみならこれでかゆみがスパン!となくなるのでオススメ。
問題はその限度を超えてしまったときです。ひたすら爪を立てることになります。爪を肌にグイグイ押し込むのです。ガリッとかくのは最悪。我慢できなくなったら深夜にシャワーを浴びます。ここで温度を上げたら自分から灼熱地獄に行くようなものですから注意しながら浴びます。
結果寝不足な毎日になります。仕事で忙しくて寝不足とかならまだ理由として良いほうです。手当とか経験とか副産物も発生します(お忙しい方はごめんなさい)
顔の皮膚は薄い
病気で寝不足なのは本当にツラい。何も得るものがない。寝不足からイライラしてストレスになっていき、ドンドン自暴自棄になっていきます。
「いやいや、いい加減皮膚科行けよバカか?」そうなんですよね。でも皮膚科に頼っても解決しないこともあります(なぜ皮膚科に年単位で通う羽目になっている?)
治療でなんだか怖い名前がステロイド。アトピーでは5段階で強弱があります。そしてアトピーではもう一つ考慮しなければならないものがあります。吸収力の違いです。
人間の皮膚は部位によって分厚さが違います。顔は一番薄い。そうなると無闇に強いステロイドを処方することはできませんね?私がときどき行くところと、県内の大きな病院では顔のステロイドは重傷時にしか処方されません。それが正解だと思います。
しかし重傷に向かうまでの道程は苦しみの連続です。外でかゆくなるのが一番ツライ。シャワーも浴びられない。
乾いた鍋焼豆腐
私の場合、目の周囲がツラくなるのですが、重症化するとまるで焼き目がある、乾いた豆腐を触っているような感触になります。毛細血管が拡張され、浸出液が出ているせいです。ザラザラなのにブニブニしていて……なんと言いますか、自分でも「救いようがない」と思ってしまうんです。その範囲が広がると今度は口周りが同じような状態になります。あるいはアゴのライン。
お気づきですか?目とアゴは骨が出っ張っているところて、唇は見た目からして危ないですよね。
アトピーって他人から何かしら言われるようなことはありますけれど、自己否定に向かっていくのに他人は必要ありません。自分の体のことで自分が苦しんでいるからです。
ぶっちゃけツラいときに何か聞こえたとしてもどうでもいいんです。本人の心は「なんでもいいから治したい」なんですから。
ストレスで体をかきむしるのはアトピーでない人でも起こりうることです。また生まれてこの方アトピーなんてなったことないという方でも成人になってから発症することもあります。私の場合は成人になってから再発症。
「あぁなるんだな。かわいそう。気をつけよ」程度に思うのがお互いのためです。花粉症に限れば国民病なんですし尚更ですね。
市販薬もいいぞ
クドクドとアトピーと花粉症が悪魔的シナジー効果を生み出したらどうなるかを書きました。幸い花粉症対策の薬は薬局にたくさんあります。
近々購入した花粉症の錠剤と点眼薬をレビューします(以下の2つ)
花粉の時期は目がかゆいという方は点眼薬を。体全体に影響が出るという方は錠剤を。徹底的に対策したいならその両方をオススメします。
上記2商品のレビュー書いたよー。↓