星を数える。
夜空を見上げると星と月があった。100万ドルの夜景なんて見たくなったことはない。蛍や星があるのに、なんで?人工の光は人がいる証だけでそれ以上はないと思っている。
そう思って、星を数えてみた。1,2、3……およそ60。肉眼で視認できるのは6等星だといわれる。人工の光は万単位で飾れる。強弱も自由自在だ。
でも星はドルには変換できない。誰かが造ったわけじゃないからだ。星から何か供給できるわけじゃなし。
お金で買えないものはある。でも人生で大切なのは、お金で買えるものが本当にたくさんあるということだ。そしてお金に執着し過ぎるのは古今東西で戒められている。どうしろと。
そんなとき、ようやくお金で買えないものの出番になる。古代の人は星を様々な形で見た。点で捉え、線で捉え、想像上の生物をあてはめた。お金でどうにもならないとき、そうしたゼロからの想像力・創造力が生きてくるのかもしれない。昔の人たちは想像力を生きるために一生懸命に使っただろう。
人間、想像してナンボだ。想像に正誤はない。想像した時点で正しいのだ。
イタッ。またガードレールに足をぶつけた。