美術館、行ってきた。MIHO MUSEUM『和ガラスの美を求めてー瓶泥舎コレクションー』と『古代オリエント美術の愉しみーエジプトから中国までー』
2017年5月21日に行きました。
2017年6月18日まで開催。
- 大人1100円
- 高校、大学800円
- 小学、中学300円
鑑賞時間はゆっくりみて2~3時間ほど。
記事目次
MIHO MUSEUMとはなんぞや?
『和ガラスの美を求めてー瓶泥舎コレクションー』
『古代オリエント美術の愉しみーエジプトから中国までー』
滋賀県で有名な観光地は、あるにはある。たとえば信楽焼を求めて車が集まってきます。主に近畿ナンバーが多い。
しかしもう一つ信楽にはあります。それがMIHO MUSEUMです。HPをみてみると、なんかサイトのデザインがしょぼい。小さい美術館なのかな?と思いながら行くと、その真逆も真逆。「どれだけお金かかったんだ……?」と感嘆するほど大規模で、美しい美術館でした。感想を書きます。
MIHO MUSEUMとはなんぞや?
Wikipediaをみても明らかなとおり、宗教法人のお偉い方のコレクションを展示するために1997年にオープンしたようです。大規模なのも納得。
ルイ・ヴィトンのクルーズ・コレクション2018の舞台がこのミホ・ミュージアムに決まったこともあって、一部の界隈では注目の的になっています。
「ルイ・ヴィトン」、クルーズ発表の舞台は滋賀県のミホ・ミュージアム│WWD JAPAN
で、ここは桃源郷をイメージした美術館らしい。しかしこの季節(春が終わったあと)ではそう感じるのは難しいかもしれません。木々が全部緑色になっちゃってまして、ぶっちゃけただの山中でした。季節によって評価がわかれるかも。
というのもアクセスはJR琵琶湖線石山駅から帝産バスを利用するか自車で行くくらいしかない。しかもアップダウンが激しい峠道を行く。山奥です。奥の奥です。軽自動車には頑張ってもらわないといけません。
でもある意味私は桃源郷を見たと思います。外車が割合多かった。道中の峠、ランボルギーニ・ムルシエラゴが通り過ぎた。安心してほしい、スーパーヴェローチェ(5000万くらい?)ではなかった。でもLP640(2000万くらい?)だったと思う。
駐車場には自動車メーカーで挙げると、
と色々。ポルシェ911はやっぱりかっこいいね。お金持ってそうな人もいっぱいいました!(ゲスい)
来客も国際色豊かでしたし。知ってる人は知ってるって感じのところなようです。ビジネスカジュアルな格好で行って良かった……。でも下の画像を見てもわかる通り、気負いする必要はありません。私がだらしないだけです。
駐車場からチケット売り場(レセプション棟)はすぐ。そこにはレストランとパン売り場がある。夏場はウォーターサーバーがあるようですので、一休みしてもいいでしょう。
その場所から少し離れたところに美術館があります。桜並木、トンネルと歩くと橋が見えてきます。山と山の間に橋までかけられている。この美術館のためだけのトンネルと橋。金~!
チケット売り場から美術館(展示棟)までは電気自動車(ゴルフカートがリムジンみたいになってる)が走っています。まぁ歩いても10分ほどですので物好きな方は乗ってみてもいいですね。ちなみに電気自動車に乗っても10km以下のスピードで走りますのですぐ着くわけではありません。
『和ガラスの美を求めてー瓶泥舎コレクションー』
主に江戸時代のガラス工芸と切子が展示されています。江戸時代で既に高度な技術があったことがわかります。「技術的に未熟なため薄く、色がモノによって微妙に違う」という説明がありましたが、それがむしろ人間が造ったんだということを視覚的に感じられて愛着がわきました。
人間味があって女性は「かわいい」を連呼する人が多かった印象です。確かにかわいいものが多かったです。男性は「これで飲みたい」的なことをしきりに言う。そんな感じのガラス工芸の展示でした。
切子は相変わらずキレイ。江戸切子で一回飲んでみたいですね。ということで物産コーナーでガラスの品々を見ると……。
「…これは美術品だね。これで飲み物飲めないね。こっちのガラス皿は……(値段チラッ)あぁこれではそうめんは食べられないですね~」と思ってそっと置いてきました。いやぁ欲しかったんですけどねー美術品だと感じたなら仕方ないっすねー。
『古代オリエント美術の愉しみーエジプトから中国までー』
世界史の教科書や美術史、あるいは私が最近読んだ本で見たことがあるようなものから、「ほえ~」って思うようなものもあります(当たり前か)
展示は国・地域ごとにわかれています。展示エリアごとに設置されている冊子を読んでから鑑賞したほうがいいと思いました。
展示品には名前と説明がありますよね。その説明文がなんか……展示品を説明する気がない感じなんですよね。誤解を覚悟して表現すれば「悦に入ってる」
展示品が一体何を表現しているのかとかそういう観点の説明を個人的には見たい。でも説明文は「これほどの宝はない」みたいな感じの感嘆が多かった印象。表現も小難しいものが散見された。
一方それぞれの展示エリアで置かれていた冊子は時代背景や作り方などが書かれています。こっちのほうがわかりやすい。説明文で読むべきは初めの半分ほどです。後半はよくわからない。その原因は私の知識不足なせいもあるんですけれど。あの説明文をすべて理解するには美術を勉強しないと無理でしょう(ある意味レベルの高い美術館?いやいや、敷居を高くしてどうすんの)
音声ガイドがあったほうがいいかも。
とはいえ、説明なんていらないくらいキレイであったり、かわいかったりするものが展示されています。見に行く価値はありますよ。
挙げていいかわからないけれど、これが美術館のトイレ。なんか、緊張しますよ。