2016年5月8日放送のアニメ『ちびまる子ちゃん』は教育に悪いと思った。
個人的に衝撃だったので。
問題だと思ったのは1051話「まる子雑草花壇の巻」です。
内容
まる子の家の庭の花壇でチューリップが育てられている。
まる子はそこで植えたことがない草が花を咲かせているのを発見し美しさに感動する。
後にまる子は雑草呼ばわりされている草花にも素敵な名前がついていることを知り、育て始めるが、家族は抜け抜けと言う。
ある日まる子が帰宅するとおばあちゃんが雑草を抜いていた。
制止するまる子のところへ母がやってきて「どうなっても知らないから」と怒り顔。
おじいちゃんからも「チューリップが弱ってしまう」と言われ、雑草を抜くまる子であったがそれらを鉢植えに移し替えて育てることにした。
一生懸命に育て、肥料もやる献身ぶり。
結果、花壇は草がボーボーになり涙目になるまる子という話。
批判
どうして雑草を抜かないだけでまる子の母はあんなに怒るんでしょう?
すごい剣幕でした。
確かに外来植物は育ちすぎてしまうと根張りがすごいので手で抜くことが難しくなります。
それでも知識欲の出発点として植物はとてもよいものです。
まる子が痛い目を見てから「それみたか!」と言って、雑草抜きを手伝ってやればよいのです。
それか最初からまる子がやったように「育てたいなら鉢植えが余ってるから使え」と言えばよいのです。
これでは勉強する意欲なんて湧くはずがありません。
母の悩みの種は自分自身の度量の狭さではないでしょうか?
たとえアニメの演出だとしても、異常です。
一番いいアプローチは抜く意味を説明したおじいちゃんだけでした。
おばあちゃんは勝手に抜いていました。
ほったらかしにした母やその他の方がまだマシかもしれません。
私事ですが、ハーブとコケとその他もらい受けた植物を育てています。
あとはミシシッピアカミミガメ(通称ミドリガメ)を飼っています。
そこから少し離れたところに鉢植えがあります。
何かを育てているわけではありません。
土が入っているだけで、ほったらかし。
だから雑草でいっぱいです。
でもそれが楽しい。
知らない植物が出現したら図鑑で調べる。
寄ってくる虫を調べる。
植物においてほったらかしというのは知識欲の宝庫です。
この欲を殺すなんてもったいないことをする家族だな、と思いました。