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On bullshit

読書感想文、社会評論、その他を自分勝手に。

思ったこと 感じたことを そのままに

私の底にある考え方の一つ

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(写真提供自分)

 

 最近考えれば考えるほど、私の根本的な物事の捉え方に特徴があることがわかりました。

 
それはオリジナルを意識するということです。
 
どういうことか?
具体例を元に語りたいと思います。
 
 
 
 
●0や1、あるいは初めやキッカケ
・由来
 十八番(おはこ)とは諸説ありますが、歌舞伎十八番を箱に入れておいたことから由来します。
また十八というのは浄土教において、四十八願の第十八番を本願として重要視することから由来するとも言います。
このような「由来」に興味を惹かれます。
 
 他に「地蔵」とは、大地がすべての命を蔵(くら)するように、悩める人すべてを慈悲によって救うというところから由来します。
蔵するというのは「内に有する」という意味です。
素敵な話ではありませんか。
 
 
 
・起源
 会社を例にすると、会社と呼ばれうるものを世界で初めて組織したのは誰だ?株式会社の起源は東インド会社だと言われています。
では「会社」は?
会社を「家族経営から抜け出して他人を採用し続け、かつ倫理的・経済的に利益を上げ続ける集団であり、その集団がピラミッド構造をなしているもの」
などとヘタクソに定義した場合に、会社の起源を探そうとしても無駄だ。
なぜなら個人の支配的・服従的商売からまったく性質が変わっていないからだ。
とすれば株式会社の起源というように条件付きならば特定できるが、会社そのものの起源は特定できない。
このようなことを考えることが好きです。
「起源」を知ることは必然的に歴史と関連を持つので、起源を知ることで学習できることは多いと考えています。
 
 
 
・学問
 水銀(Hg)を発見したのは錬金術師です。
化学者ではありません。
そう思うと錬金術もオカルトではなくなると思いませんか?
それもそのはず、現在の化学のキッカケをつくったのは錬金術ですから。
このように、元を知ると新たな発見があります。
 
 また今でこそ見過ごされがちですが、少年法が制定されたのは未成年ならまだ人生を変えられる、刑務所に入所して多感な時期を奪われてしまえば、更生も反省もあったものじゃないという理由からでした。
ちなみに、家庭裁判所が審判をして「こいつはあかん」と判断すれば、逆送と言いまして、刑事裁判にかけられます。
減刑などの措置があるものの、一応そういうシステムがあるんです。
このように
「元はどうだったか?」
ということを自問し、認識しておくことで、
「とっとと少年法をなくせ!」
という現代の主張に対して、冷静にブレーキをかけることができます。
これは「基礎は大事だ」という一般的な定理にも関係することです。
 
 
 
・人生
 人生に影響を与えるのは、遺伝子ではなく環境のほうだということは誰もが実体験していることと思われます。
しかしそれでも生まれは人生を左右します。
危ないところに生まれたら、命そのものが危機にさらされます。
親も家族も土地も生れ落ちたらもう変えられません。
自分の人生の出発点はなんだったかを知ることは重要なことです。
 
 私は比較的自然がある土地で生まれ育ったので、自然下の動植物がどうしても気がかりになります。
自然やレジャー関連のニュースはどうしてもチェックしてしまいます。
また異性とお付き合いするなら、動植物に物怖じしない人がいいですね。
このように自分の生まれた周りはなんだったか、それに正直になることは無理をしない、つまりはストレスフリーに寄与することと思います。
 
 
 
・就活
 「労働条件ばかり聞く学生はいらない」と人事は言います。
 

president.jp

 
上記記事の最後には
「付け焼き刃的に損得だけの労働法の知識の前に教えるべきことがあるのかもしれません」
と書かれています。
 
 しかし就職とは元は雇用契約のはずです。
元を正せば、おかしいことがわかります。
自分が雇用される環境のことを、根掘り葉掘り聞いて一体何が悪いのか?
面接は面談の要素を含むはずです。
そして数多く受ける企業の中から、より良い労働条件を見つけ出すために、労働や保険の法律を勉強して自衛するのがなぜ「付け焼刃」になるのか?
つまりはめんどくさくなるのがイヤなんだろう。
企業に役立つと思って法律を学ぶ学生が浮かばれません。
 
 もちろん中小企業やベンチャーなどは法律ギリギリのラインを維持しているところもあるだろうから、労働条件や環境ばかり聞いてくる学生はイラつきの種だろうと思います。
その場合はお察しします。
そんなとき企業は、
「そんな学生はこっちから願い下げだ」
と言わんばかりに自社の労働の実態を事細かく話してやればよいのです。
それを聞いていた学生も次から次へと身を引いていくでしょう。
それでも残った学生には、あなたの情熱をぶつければよいのです。
一体どういう経緯で愚痴を言うことになったのでしょうか?
優秀(?)な採用者を増やす対策として、簡単な選別フィルターを用意しないからです。
 
 このように元を正すということは、「そもそも論」になるかもしれません。
それでもこのような着眼点は、問題を指摘するにはとても強烈です。
時代遅れすぎて話にならないということはあるかもしれませんが。
 
 
 
・言葉
 シェークスピアが劇場で大盛況だったとき、近場の大学生たちは新しい劇が上演されると、駆けつけて、言葉を必死にメモして持ち帰りました。
劇中の言葉に込められた意味や意図をみんなで議論するためです。
故人が言ったことなのか、シェークスピアのオリジナルなのか調べました。
それがブームだったそうです。
 ロマン主義時代には昔の言葉が掘り起こされて、若者たちが思いを馳せました。
 日本語の起源は南インドのタミル語にあるそうです。
 
このように言葉の起源を知ることは、新たな関係性を見出すことになります。
 
 
 
 
 
 
●弱点は多い
 オリジナルを意識するということがどういうことか、ある程度感じてもらえたと思います。
まとめますと、オリジナル思考の特徴は、今のところ以下の5つ。
  • 何気ない事柄にも新しい発見ができる。
  • 主義主張に対して冷静にかつスピーディに反対意見を提出できる。
  • ある対象が自分に合っているものかどうか、試金石を取り出せる。
  • 元を正すことにより、歪にならないで済む。
  • 忘れられている物事を再起動できる。
 
これらは、
「そう簡単には流されないぞ!」
というスタンスを手に入れることになります。
 
もちろんこのスタンスには弱点もあります。
経験上、弱点と思われるものを挙げてみましょう。
今のところ思いつくのは以下の7つです。
  • まったく新しいものを作り上げることができない。
  • 歴史、つまり既存のものから発見を取り出すことに終始する。
  • 進歩性がない。
  • 積極性がなくなる。
  • 常に消極的批判をするようになる。
  • 反対意見が時代遅れすぎる場合がある。
  • 社会の一般的な流れに同調できなくなる。
 
 弱点に関しても、音楽の例をとってみましょう。
 ブリューゲルの『農民の踊り』を知っていますか?
結婚式があって農民が音楽を奏で、踊っている絵画です。↓
 

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私は音楽とは本来このようなものがオリジナルだと思っています。
つまり現代の音楽イベントには興味がありません。
民族音楽やジャズ、西部劇映画のミュージックといった参加型の生演奏、あるいはそのような、一種の雑多な感じの音楽に魅力を感じます。
 
 このように現代の主流から外れてしまいます。
これは人間関係を形成するとき、かなりツラいことになります。
なぜなら好きを共有できる人が見つけにくいからです。
積極的に探さないと見つかりません。
 
 オリジナルは孤独でありながら、一つの視点として利用することに関しては一級品の破壊力を持っています。
なぜなら、物事は弁証法的に発展するからです。
簡単に言いますと
弁証法とは、ある意見とそれに反対する意見があり、それが上手いこと合わさればどちらの意見でもない、新たな発展した意見が生まれるというものです。
 
 現代社会に適合させてみましょう。
ボタン型の入力が消えて、タッチ型の携帯端末が圧倒的になりました。
しかし反対意見が細かく降り積もれば、ボタン型もいいかもしれないという流れが起きます。
たとえば反対意見として、
  • 激しい雨の中ではタッチ型は指に反応しない。
  • 誤入力が増える。
  • 画面に出てきて邪魔だ。
といったことが挙げられるかと思います。
そうして出てきたのは、タッチ型とボタン型の両方が組み合わされたスマホでした。
……あまり流行っていませんので例としては失敗です。
あるいはBluetooth機能でキーボードを使うというやり方があるのは周知のとおりです。
 
 別の例に行ってみましょう。
今は、
「インターネットに接続しよう」
とわざわざ言う人はいません。
インターネットが普及して間もない時代はそうでした。
しかし今はそれが飛ばされて、
「検索しよう」
「ブログ書こう」
となっています。
これは人に意識の変革が起きたことを意味しています。
インターネットがあって当然になりました。
インターネットがあれば満足だ、わざわざ人に出会わなくても済むと。
 
 しかし近年では反対の動きがありますよね。
Ingressがそうだと思います。
それはキャッチコピーの
The world around you is not what it seems.
という言葉から感じられます。
 
 
今まで遠隔者間でのみ行われていたネトゲが現実に出てきました。
しかも生身の人間と交流する形でです。
 
 このように、主流を占めるものが明らかになると、それとは真逆の何かが対立してくるようになります。
それらが対立し、ぶつかり合い、上手いこと合わさればまったく新しいムーブメントになります。
オリジナル思考とは弁証法における反対意見を挙げることに特化した、懐古主義的な思考法だと言えます。
そう考えると、
私って、根暗?(汗)
と思います。
でも、
「昔は良かった」
という思考には陥りたくないですね。

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(写真提供自分)

以上、On bullshit(うんこな議論)でした。