本、読んだ。ヘルマン・ヘッセ『郷愁』
ヘッセは自分の好きな人の一人。ヘッセの小説の主人公って読み返してみると、なかなか無茶をやらかす時がある。
それでもどこかで自己反省的になる。それがなんとも青春のようで、
とても気に入っています。
『郷愁』の主人公も調子に乗ったり、ブルーな気持ちになっている時に、お酒を大量にひっかけている。
また、告白してフラれたり、好意を寄せてもらっていながら、それを受けなかったりする。
人の生と死にも触れあっていく。さまざまな人の人生に触れて、自身も人生を形作っていく。この小説はそのような軌跡を自己反省的に追うことができる。甘酸っぱく、ドラマチックな人生を読みたいという方にはオススメです。
ちなみに、ヘルマン・ヘッセが描く女性は、実際に会ってみたくなるほど魅力的でセクシーです。それ目当てで読んでるという面もある(笑)
特に『車輪の下』では主人公と女性が一緒にブドウを足で潰すシーンがあります。そのやりとり……正直たまらん(笑)
幼いころ、お姉さんにドキドキするような、そんな感覚。
そういう女性が登場する小説を読みたいなら、私はヘルマン・ヘッセを推します。