東洋経済オンラインの記事 『日本の「バブル」がはじけるとき』 を読んだ感想
これを読みました。
「日本はなんだかんだで大丈夫」そういうことを本気で思っている方のほうが日本人には多いのではないだろうか。
しかし日本の領有権問題で韓国などとの緊張が高かったときの国際世論は「いつアジアは戦争になるの?」という言葉が飛び交っていたそうです。
実際大学時代のゼミ(政治学)の先生もそういう質問を多く受けたそうです。
それでも大抵の日本人は「ない、ない」と楽観視していたのではないでしょうか。果たして経済においても「ない、ない」で済むのでしょうか?こういう記事に目を通して、読んでいる時だけでもいいから「やばい、やばい」と悲観視するのは良いことです。
ここでは記事を読んで、私が主に大学時代に得た、所詮その程度の知識で感想を書きたいと思います。
記事に出てきた順に感想を書きます。
●感想
・そもそも、リーマンショックの原因の「住宅事情」って金融工学によって隠されたリスクが溜まって、爆発したことによって銀行が大ダメージを負ったことで始まったことですよね。住宅ローンが払えないと言って家が売れない→じゃあ天才が集う金融工学によってなんとかしてもらおう→住宅ローン払わなくていいよ→やった!買う買う!→払って!→え!?無理→銀行苦しい、という構図(合ってるかな?)
・車が売れるためには人口が必要。トヨタの判断はこの時点では正しい。でも果たしてアメリカで売れるかな?
アメリカで未だに古いアメ車が走るのは修理が楽だからだ。あのだだっ広くて、なんにもないところで車が壊れたらヒッチハイクするしかない。
その点、古いアメ車は一般人が直せるレベルらしい。それによく使われたアメ車は手入れがされ、壊れにくいらしい。良い意味で「いい加減な」車なんだと。
他方トヨタという精密機械をあのだだっ広い空間で走らせるのは心配、とこういうことだ。
つまり土地柄の問題。
・確かに中国の労働人口は恐ろしく比率的に少ない。またゼミの先生談になるが、
「土地が広すぎて、山の中の農村は政府の管理が行き届いていません。未だに村の女性が足りなくなったら別の村から誘拐してくることで、補充しています。まれにですが、今もあるそうです」
このように国の土地が広すぎるのは問題ですね。これはロシアにも言えることです。ロシアで誘拐はありませんよ?たぶん。
中国の人口は上のような事情でとても労働人口に加えることはできません。対してアメリカは多彩な労働人口がいますし、増え続けています。どちらを選ぶべきかは簡単な選択です。
・いわゆる「日銀バズーカ」による金融緩和がこれからの日本経済を苦しめる遠因になるらしい。たしかに日銀バズーカが日本経済の動きを鈍化させた、動けなくさせた、という意見は多く見かけますね。
・地方創生ねぇ……(苦笑)
じゃあなんで公務員が勤務している立派な建物だけ残ってあとは潰れるのかな?
個人的には地方創生が失敗する原因は「やる気がないから」
必死に稼がなくても税金から予算が湧いて出る。つまり予算の無駄遣いをしても赤字にはならない。ということは事業に本気出さなくても自分の身は安泰。こういうぬるま湯体質のせいだと思っている。
上の記事内にリンクがあり、同様の主張があるのがちょっと嬉しかった。
加えて地方公務員を目指す人は金に飢えている感じがしない。これは偏見です(汗)