ナショナリズムの観点からギリシャの財政危機について(短い記事)
またかギリシャよ。
大学時代にゼミの先生が、ギリシャの財政危機に言及して言っていたことがある。それはこんな感じだった。
「ヨーロッパは自分たちの基礎を作ったギリシャを特別視している。だからギリシャに対しては甘い」
大学時代にナショナリズムを研究していたことがある。そこでナショナリズム的に思ったことは「ヨーロッパはずっと続くものを大事にしている」というものだ。
たとえばロマン主義やルネッサンス運動があったことを示すのは良い例だ。ずっと国旗に記され続ける自由・平等・博愛をヨーロッパ諸国の多くが掲げ続けるのも、それらが自分たちの社会・経済・文化を大きく変えたからに他ならない。
それらの土台を作ったギリシャには無条件の尊敬の眼差しがある。だからちょっとしたドジなら見過ごすという。
日本人が神社や寺をあまり邪魔に思っていないのと似ている。あって当然という意識があるから、無意識にまで落とし込まれてしまうようだ。
ドイツよ頑張れ。