On bullshit

読書感想文、社会評論、その他を自分勝手に。

思ったこと 感じたことを そのままに

吉凶を求めて、転職する。

 辞める非社会的かつ一方的理由

 

 害虫駆除の仕事を辞めてから移ったバイトを辞めます。「コイツアホだな」とか思われそうですが、辞めて転職します。

総合スポーツ店勤務でした。相手は「週末山行くんだー」とか「今年富士山行くんですー」とか言っています。なのに自分は会社の用意した制服に袖を通して接客している。品出しして、レジ打ちして、わけわからんことを言うお客さんを相手にする……毎日そんなことの繰り返し。

そんな自分に耐えられなくなりました。私はそういう奴です。仕事のすべてをわかってるわけでもないに、仕事の環境に慣れると「なんか飽きた」となるんです。ダメだと思うんですが、刺激が欲しいんです。子供の頃に暗渠を探検したような、先が分からないようになりたい。夜も休まず歩き続ける登山、オーバーナイトハイクで一人孤独に歩きたい(ただし対人環境はNGというワガママ)

 

山なんです

 

 自分は仕事においては何においてもメモしないと始まらないし、失敗しないと安定してきません。自分より10も年下の高校生のほうが仕事ができる。もうそんなだったら、どうせだったら、自分の好きなことを、好きなところでしようと思いました。山だ。

 山関連で故郷を離れます。日本の登山人口は減りつつあります。それでも何かしらの形で山に分け入っていく人はいるでしょう。外国人も日本の山に入りますしね。自然を理解しようとする人は必ず必要です。人間は浮いて暮らしているわけではありませんから。

禅宗に伝わる十牛図は十枚の絵で教えを示すストーリー仕立ての絵ですが、廓庵が製作した十牛図のラスト10枚目は「入鄽垂手(にってんすいしゅ)」。それは悟ったものを自分だけのものにして満足するのではなく、街中に入って人に広めなさいというメッセージでした。私もそんな人になりたい。そして自然がより近い場所に住んで、暮らしたい。

 結婚?ローン?年金?保険?バカな自分にはちょっと考えられない。漠然とした不安だけはあるけれど。

 

不思議な出来事

 

    そんな私を後押しするかのような不思議な出来事がありました。

銀行に寄ったときのこと。用を済ませて出ると知らないおじさんに話しかけられました。私がランニングスタイルだったから話が合うと思ったのでしょう。

飴の包み紙で鼻水を拭くような奇妙な人でした。私は「この人面白いな」と思って話を聞いていました。学生時代の陸上部の話や和太鼓の話などを聞かされました。それらの話で心に残ったのは、

  1. 孤独な努力も、誰かは見ている。
  2. 世渡りでは、礼儀を尽くすことが肝心だ。
  3. 優しい顔した人に優しい人はいない。
  4. やりたいことに、食らいつくべきだ。
  5. 幅広い経験はいつか役に立つ。

なんだかんだ1時間ほど話を聞いていた気がします。その人は後日和太鼓関連で、実力と権力のある怖い女性に会う約束があるんだとか。そして私は5月から働く予定があるんだと話しました。「お互い健闘を祈ろう」と締めくくってその場で別れました。

そう5月から。5月2日から現地入りなんです。頑張っていきましょう。

映画、観てきた。『名探偵コナン ゼロの執行人』

www.conan-movie.jp

 

 観てきたよ。

総評として、去年より絶対面白いよ!

去年の『名探偵コナン から紅の恋歌』はテレビ放送された。

なのでネタバレすると「奥さんがかるたで負けたから」と言う理由よりも、2018年のコナンの犯人のほうが余程気高い理由だった。

 

 今回は近年のコナン映画で見られるようになった「国家権力」が大きく絡みます。

そして同じく要素になっている「元太、歩美、光彦たちの危機に対する貢献度」

今回はその2つが絡むのでミスマッチを起こしている。

 個人的にコナンの映画で好きな展開は、子どもでもわかるテーマなのに、展開するにつれて大人の闇が深くなっていって、子どもには着いていけなくなる。

でもコナンはそこに喰いついていく、という展開。

これに当てはまるもので好きなのは『名探偵コナン 世紀末の魔術師』だ。

インペリアル・イースターエッグというわかりやすいお宝、でもそこには歴史と大人の闇が隠されているという展開の仕方が好き。

元太、歩美、光彦たちがノイシュバンシュタイン城に似ている城に着いたら、ほとんど蚊帳の外という扱いも大変良い。

 

 一方で『名探偵コナン ゼロの執行人』は大人でも理解が難しい要素があった。

それが「公安警察」だ。

名探偵コナン 14番目の標的』では警察組織の都合の悪いことは忖度して隠す、というわかりやすいものだった。

しかし今回は公安警察の普段から馴染みのない集団だ。

公安警察強制捜査権を持つ。

法務省外局の公安調査庁でさえ強制捜査権は持っていない。

だからこそ重信房子日本赤軍女性最高責任者)も逮捕できた。

 徹底的に内偵し、情報収集して、それらを秘密にする公安はまさに安室さんのような人じゃないと務まらないということですね。

そしてそのためには公安外部の協力者も必要。

その「協力者」が今回のキーテーマ。

国のために危ないことをする協力者と公安、その仲間意識が今回の犯行動機だ。

 

 ところで、こういう入り込んだ話を展開するのも理由があると思います。

映画中では少しだけ意味深めいたシーンがあります。

そして法を執行する組織を紹介していくような原作と映画。

これはやはり黒の組織は……ゴホンゴホン。

映画、観た。『THE CURE(邦題:マイ・フレンド・フォーエバー)』

 

 

ちょっと、あらすじ

 

 隣に引っ越してきた少年デクスターは、輸血が原因のHIV患者だった。まだHIVへの偏見が根強かった時代で、デクスターは独りだった。そんな風潮はおかまいなく話していたエリックは、親の愛を享受できていなかった。二人は打ち解けてよく遊んだ。

 ある日HIVの治療法を発見したという医者がニューオーリンズにいるという雑誌を見た。こっそり二人は家出し、ニューオーリンズにつながる川を下って旅をするのだが…。

 

 

ラストはノドが絞まるほど泣く

 

 旅の途中、デクスターは夜に目が覚めると、宇宙の果てと同じように何も見えないところにいるのではないかとパニックになることがあると吐露する。そんなデクスターにエリックは自身の靴を抱いて寝ろと差し出す。

こんなに臭いのが宇宙にあるわけない。エリックが近くにいると思えるだろ、と言う。

デクスターは妙案だねと返して靴を受け取る。それが最後にあぁなるとはね。

涙のためにティッシュ3枚は濡れた。

 

 

どちらの親もいい人だと思うんだ

 

 この映画では二つの大局的な家庭だ描かれる。どちらも家庭に母親しかいない。

デクスターの母親は目に見えて良い親だ。対してエリックの母親は昼も夜も職場を変えて働いていて、子どもにまで気が回らない様子だ。しかし全てを通して観ると、エリックの母親も冷酷とは言えない部分が節々に現れる。夜遅くまで出かけるときはメモを残すように言うシーンでは、母親は仕事で疲れていてぐったりだった。

 お菓子だらけでも健康のエリックと子どもに愛を注ぐ時間がない母親、HIVで命が長くないデクスターと子どもにたっぷりと愛情を注ぐ母親の対比が切ない。

 

 

子どもの純粋さ、家庭の愛、友情

 

 この3つがかなり大きい要素だ。

  • そこら辺の草を煎じて飲ませる危険行為も友達のことを思ってのこと。
  • 愛もしつけも子どものへの愛があってのこと。
  • そして靴。

 

アカン。靴のシーンを再生しただけでまた涙が…(´;ω;`)ウッ…

 

そしてスタッフロールへの入り方はとても爽やかだ。

 

 

邦題もいいな

 

 邦題がクソな映画は大変多い。しかし今回に限ってはしっくりくる。

また原題『THE CURE』もいいな。死を超越した治療法を、エリックはデクスターに知らないうちに施していたのだ。

友情は死によって終わるのではない。

子どもの友情を描く映画って、なんでこうも惹かれるんだろう。羨望だろうか、諦観だろうか。

 

 

 

 

onbullshit.hatenablog.com

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家に古臭い「詐欺」のハガキが届いた。

 

 宗教勧誘の記事でも書いた通り、貧困地域と言うのは本当にいろいろとあります。で、今回は「訴状が提出されました」という通知がなぜかただのハガキで届きました。

いろいろとツッコミどころがありますので見ていきましょう。

下画像がそのハガキになります。

f:id:onbullshit:20180316085849j:plain

 

「た、大変!」なんて思ったらそれこそ大変です。

めんどくさいので、おかしいところをドンドン箇条書きにしましょう。

ハガキの前に、

  • 我が家に訴状が届いていない。
  • 個人情報なのに封書じゃない。
  • 法務省HPにアクセスすると赤くデカデカと架空請求!!ハガキに御注意を」と出る。ありがとう法務省

ハガキの中身については文章の順に、

  • 訴えた原告側である契約会社もしくは運営会社の所在が不明である。
  • 管理番号(わ)285がなぜかグーグルの検索予想リストに上がっている(笑)検索結果は詐欺詐欺詐欺…。
  • 「執行証書の交付をご承諾いただいますよう…」とあるが、民事執行法において執行証書とは「直ちに債務者が強制執行を受けても異議のない旨が記載されたもの」なので、ご承諾もクソもない。
  • 「裁判取り下げなどのご相談…」とあるが、取り下げは書面でしなければならないうえに、その後2週間その取り下げの書面に相手方が異議を申し立てないことが必要だ。しかしこのハガキでは「取り下げ最終期日が平成30年3月16日」となっている。しかもこのハガキは3月15日に届いた。急すぎる!もうちょっと考えさせて!(笑)
  • 「書面での通達…プライバシー保護…ご本人様から…」とあるが、ハガキの時点で意味がない(笑)
  • 法務省管轄支局 民間訴訟告知センター」とあるが、法務省に当該名称の機能は存在しない。法務省の組織図を参照しても「民事訴訟課」があるのみだ。またグーグルで当該名称を検索すると「詐欺」の文字がズラリ!
  • 「東京都千代田区霞が関2丁目1番9号」を検索しても「詐欺詐欺詐欺…」
  • お問い合わせ窓口の番号03-6327-2254を検索しても「詐欺詐欺詐欺…」また、法務省の相談窓口に「取り下げ等の」という文言は存在しない。加えて、03-から始まる市外局番は確かに東京のものだが、それには当然犯罪に使われている番号も多数ヒットする。

 

以上です。

 

うちのおばあちゃんの場合

私のおばあちゃんの場合、家に架空請求の電話がかかってきたらしい。

詐欺「おうちのPCで云々…」

おばあちゃん「(!)ほぉ」

詐欺「料金未納云々!裁判云々!」

おばあちゃん「ほぉ~それは大変だ…」

詐欺「規定期日までにいくらを指定口座に云々」

おあばちゃん「聞いていいかな?」

詐欺「はい?」

おばあちゃん「私パソコン持ってないんやわぁ~」

ガチャッ!プープー

おばあちゃん「お話ししたったのに…(微笑)」

 

みなさんお気をつけて。

本、読み終えた。岡田尊司『回避性愛着障害 絆が希薄な人たち』

 

 

回避性愛着障害 絆が稀薄な人たち (光文社新書)

回避性愛着障害 絆が稀薄な人たち (光文社新書)

 

  

本書目次

第一章 新たな「種」の誕生!?

第二章 回避性愛着と養育要因

第三章 社会の脱愛着化と回避型――近代化と、過密化、情報化がもたらしたもの

第四章 回避型の愛情と性生活

第五章 回避型の職業生活と人生

第六章 回避の克服

第七章 愛着を修復する

おわりに

愛着スタイル診断テスト

 

本記事目次

愛着スタイルという考え方

回避性愛着障害と現代

愛着スタイル診断テスト 

愛着障害は固定的ではない、治療可能、脱出可能

 

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